多摩ハンドサッカー倶楽部          








『多摩ハンド★ヒストリー』NO.5



『多摩ハンドで大切にしていること!!』

前回はゴールのことを書きましたが、今回は会員一人ひとりに対して大切にしていることを書こうと思います。
当倶楽部は2008年に設立しました。その後今日まで13年が経ちましたが、一つ言えるのは

「楽しんでスポーツをやることが、一番の上達である」

です。

練習会では代表が指導する側に立って行います。会員の大多数は特別支援学校の卒業生であり、在学中に部活動でハンドサッカーをやっていた者が多くいます。その中で「多摩ハンドがたのしい!」という言葉をよく聞きます。その真意は何かというと学校時代のハンドサッカーはあくまでも「指導」であり、楽しさとは程遠いものであったことです。

これはハンドサッカーに限らない話ですが、監督は何か怖いイメージがあります。もちろん怖い監督の下で強くなったケースも事実ではあります。では「厳しくやらなければ」、「怖い監督の下でなければ」強くなれないかと言えば、自分は嘘ではないかと思います。

もちろん「結果」を重視すれば致し方がないのかもれしません。でも本来のスポーツの意味を失っていないだろうか?もちろんオリンピックや世界選手権など大会に向けてだとある程度の限られた期間の中でより良い結果を出すということが求められます。でもその裏では、厳しい指導などが原因でスポーツから離れる人がいることに気付かなければなりません。本当にそれでいいのでしょうか?それがスポーツの意味なのでしょうか?

当倶楽部を通じて感じるのは、人から半ば強制的に指導されたものは身につかないということです。ハンドサッカーを行う技術を習得する期間は一人ひとり個人差はあります。短期間で習得できる人もいれば、何年もかかる人もいます。でも、自らのペースで習得した技術というのは喜びがあり、自信にもつながります。そしてその技術を試合で活かせた時の達成感、その時の笑顔は「スポーツの楽しさ」そのものです。

次は多摩ハンドが大事にしているもう一つのこと、書きます。